一般に、脳腫瘍における病理組織学的な悪性度も、組織型の分類と同じくWHOによる分類法が利用されており、悪性度が最も低いことを意味するGrade Iから最悪のGrade IVまでの4段階に分類して、個々の腫瘍と対比している。この悪性度と発生部位には関連性があり、一般に脳外(Extra-axial)の場合は比較的良性の場合が多く、逆に脳内(Intra-axial)の場合は悪性である可能性が高い傾向にある。
ただし、脳腫瘍はその発生場所が、脳という生命維持に重要な器官であり、かつ丈夫な頭蓋骨に囲まれた狭い場所であるという特殊条件ゆえに、前述の病理学的なものだけで判断するのは好ましくなく、臨床的な立場で悪性度を考える必要がある(例えば、病理学的にはGrade I=良性腫瘍であっても、頭蓋内圧亢進から脳ヘルニアを起こして致命的となりうる)。すなわち、腫瘍の発生部位、大きさ、浸潤性(後述)であるかどうか、放射線もしくは薬剤に対する反応性などを考慮する必要性がある。なお、脳腫瘍には基本的には病期(Stage)と言う概念は存在しない。
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脳腫瘍